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2023/04/16 21:23


レプトン開発部よりDCT-Xシリーズのテストレビューが届きました。
新製品DCT-Xシリーズの紹介
この度、POWERシリーズが大幅にアップデートしたので、そのインプレッションをお届けします。
テスト車両
ホンダシャトルG AWD仕様 型式:GK9 初年度登録2021/3 走行距離:116,000km
Super Booster・・・インプレッション
POWER BOOSTER DCT仕様からSuper Booster DCT-X仕様に交換。
これまでのパターンだと仕様の変更により一度バランスが崩れ、性能がダウンしたのでは無いかと思える状態になるが、今回は慣らしの時間を必要とせず、すぐにトルクが上乗せされそれも上質なきめの細かいトルクへと変化を感じる。
これまでもPOWER BOOSTERが開発進化する度、トルクの増強・摺動ロスの軽減・車体のひずみの低減・空気抵抗の低減・オーディオの音質の向上を実感してきたが、すべてに満足のそして納得の性能であると評価する。
Super Valve Cap DCT-X・・・インプレッション
POWER VALVE CAP DCT仕様からSuper Valve Cap DCT-X仕様に交換。
仕様の変更により、変更直後は乗り心地に堅さを感じる。急激にタイヤ剛性が上がった感じである。
1日後、乗り心地が柔らかくなり、タイヤノイズの低減・転がり抵抗の低減を感じる。ドライ路面でのグリップも向上している。そしてこれまでの仕様でも雪面での排雪性の向上によるグリップ性能の向上、雨の時の排水性の向上はこれまで同様であろうと想定できる。
これまでも十分な性能であったが、すべてが進化した性能になった。
Super Reactor QUAD DCT-X・・・インプレッション
POWER REACTOR QUAD仕様からDCT-X仕様に交換。
Super Booster、Super Valve Cap とDCT-X仕様への変更により、すべての面で進化を遂げたSuperシリーズですが、現時点で質と量を最大にした、Super Reactor QUAD DCT-Xを試してみる。
装着直後、想像していた事と反対の現象である。
通常、Super Valve Capでもそうであったが、バランスの崩れにより、性能がダウンしたのではと思える現象を見せるが、いきなり、マイルドな感触、これは新たな変化を期待し、様子を見ることとした。
2日後、エンジンノイズの低減・エンジンのフリクションロスの低減・ボディー剛性の向上・空気抵抗の低減がこれまで以上に向上している。高速走行での安定性向上はこれがこの車なのかと思わせる変化であった。
この一連の製品は、車両にもよるが、装着後1日2日は慣らし期間を必要とする。
エンジンノイズの低減だけで無く、装着車両のCVTからの摺動音が激減したのである。
これはオイルの流動性・潤滑性が向上したような感じである。
QUAD DCT-Xから発する自由電子は、車両のアースでつながるすべてに、機能し、車両の基本性能を大幅にアップデートする事がわかる。
ところがひとつだけQUAD DCT-Xに問題が発生。
それはエンジンパワーの上昇にトランスミッションが追いつかない事態が発生したのだ。
今までのバージョンアップに対してはエンジンパワーが上がってもトランスミッションはそのパワーを余すことなく車輪に伝えてくれていた。
ところがQUAD DCT-Xに関してはエンジンが先に回りだし、後からCVTが反応するという現象が発生したのだ。
これはCVTのベルトが滑ってしまうので、起こることだ。
これはマズイので、CVTオイルをより高性能なエステル系のオイルに交換することでエンジンパワーをロスなく伝達してくれるようになった。
マニュアルやトルクコンバーターのトランスミッションならなんの問題も無いという事は別の車種で確認している。
まったく凄いものが誕生した。